「和室特集」①床の間
①床の間
みなさん~こんにちは^^
こだわり工務店そうしんのコラム配信です。
今月は「和室特集」をご用意しました。
そこで今回は、「床の間」の由来と、デザインや使い方、現代の我々の生活にもたらしてくれることについて、実例とともに紹介していきたいと思います。
《床の間の由来》
床の間の由来には様々な説がありますが、一段床が高くなっている場所に身分の高い人が座る書院造りがありました。そのため、今でも床の間側が上座となり、反対側が下座となっています。仏教からの起源とする説もいくつかありますが、お寺のような空間的意味合いはありません。床の間に装飾を施すことにより、自分の権威を演出していたそうです。
今は時代の流れとともに目的は変わり、旅館などでよく見かけるような、掛け軸や生け花などが飾られたお客様をもてなす部屋という位置づけになってきています。
《自社施工事例》
自社施工事例とともに床の間のスタイルをご紹介します。現代の床の間は、人が座れるような広さでもなく飾るための場所のため、機能面からすると押し入れなどにした方がずっと便利となるでしょう。しかし、そのわずかな空間のゆとりを持ちながら美しくしつらえていくことで、この場所でしか生み出せない雰囲気を創り出してくれるはずです。同時に、現代のライフスタイルに合わせて、デザインや使い方をアレンジしている住まいも見られます。
❶本床の床框のない「蹴込み床」スタイル
❷畳との段差のない平らな「踏込み床」スタイル
❸「収納の下」にあるスタイル
❹「家族のライフスタイル」に合わせたスタイル
出来るだけ狭い室内を有効に使っていきたいという現代の生活スタイルや住宅環境によって、床の間を取り入れない住まいも多いですが、たった一畳ほどの空間に季節の花を飾ったり、雛人形や鏡餅といった季節の行事に合わせて空間を飾っていくことで、住まいに自然を感じる機会をもたらしてくれて、現代の殺伐とした生活の中に精神的な豊かさをもたらしてくれます。家族の生活スタイルや好みに合わせて、自由にアレンジしてみませんか。
参照:https://www.daiwahouse.co.jp/tryie/column/build/washitsu/
参照:https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_plan/tokonoma/