「和室特集」③和室のリフォームについて
③和室リフォームのメリットとポイント
みなさん~こんにちは!
こだわり工務店そうしんのコラム配信です。
今回は和室特集の最終回として「和室リフォームのメリット」と「押さえておくべきポイント」を自社の施工事例と共にご紹介します。
1.和室リフォームのメリット
・使い勝手の良さ
畳にはクッション性があるため、テレビを見ながらゴロンと横になれるなど、洋室にはないくつろぎの空間を確保しやすい点が和室の魅力です。また、家具、調度品、置物の種類やレイアウトによって居間、寝室、客間などいろいろなシーンに対応できます。椅子がいらないので、大人数のお客さんが来ても柔軟にお迎えできます。
・優れた吸音性と吸湿性
畳はイ草を何層にも編み込んで作られているため、吸音性や吸湿性に優れています。梅雨や夏場の時期は湿度を放出し、冬場は乾燥防止をしてくれるので、電化製品に頼ることなく、天然素材の力を活かして快適に過ごすことができます。
また、マンション住まいの場合でも畳が足音を吸音してくれるため、下階への音漏れ防止に効果的です。
2.和室へリフォームするとき押さえておくべきのポイント
・和室と洋室は基本構造が異なる
仮に襖を開き戸に変更する場合は、床の高さに問題ないか確認しておく必要があります。和室と洋室では、床の構造が異なるためです。具体的には、畳の厚さとフローリングの厚さの差を調整したり、補強をしたりといった工事が必要になる場合があります。
このような工事を行わずに進めてしまうことで床に段差ができてしまい、開き戸のドアを開くことができなくなってしまうおそれもあります。
床の高さを調整する工事には、それなりの費用もかかります。
解決法のとして、開き戸ではなく引き戸にするという方法があります。引き戸であれば敷居を変えることで設置ができ、またスペース効率もよくなります。カーペットを敷き替えるように、フローリングの上から畳を敷き詰めるだけの簡易リフォームの方法もあります。
・他の部屋とのバランスを考えながら行う
リフォームする部屋のことだけに集中するあまり、仕上がってみたら他の部屋とうまく調和していなかったという失敗はよくあります。
和室の場合、リビングなどの洋室と隣接していることが多くあります。部屋を仕切る引き戸を、和室にも洋室にも合うものにしておくといいでしょう。また、和室のなかに窓や収納といった洋室の要素を取り入れることで、和室を開け放した状態でも、全体の調和が取りやすくなります。
リフォームでどのようなことができるのかを知ったうえで、目的に応じたリフォームを行いましょう^^
今回のコラムはここまでです。
参照:https://rehome-navi.com/articles/522
参照:https://hikarinobe.com/contents/tatami-room-renovation-7596