伝統継承型リノベーションで空き町家を観光施設に:大津市


うしん工務店のこだわり、コラム第1回。
今後定期的に情報を発信していきますので、
皆様、是非よろしくお願いいたします。



今回は、今話題でもあり問題にもなっている「空き家」問題を解決する
大津市のイノベーション&ソリューションの話題です。

空き家問題にかんしては、日本各地で問題にもなっており、
※1(全国の”空き家数”、2033年に2150万戸へ増加–空き家率は30.2%に上昇:野村総合研究所)


同時に観光立国を目指しての
「民泊」に関する法整備も急がれています。
その両方への「ソリューション」にもなり得る今回の事例であり、
伝統的な町家を残する形での事業形式となっています。

弊社では京都、亀岡にて古民家を再利用して
宿泊施設「そうしんファーム」 を運営しておりますが、
伝統的町家のリノベーションと観光という意味では
同じ課題に取り組んでいると思います。
今後もこのような事例等、多いに注目していきたいと思います。

 

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京都新聞電子版より http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20160604000017
【 2016年06月04日 08時32分 】
以下記事より、より引用
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空き家となっていた大津市中心部の町家が来春、外国人観光客を主なターゲットとしたゲストハウス「大津町家B&B粋世(いなせ)」に改装される。大津市内では初めての試みで、急増する外国人観光客の受け皿になると同時に、空き家を使った地域活性化につながると市も期待を寄せている。
事業は米原市の建築設計事務所「湖北設計」が取り組み、経済産業省の「商店街・まちなかインバウンド促進支援事業」に採択された。
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建物は昭和初期までに建てられ、米穀商が住宅として使用していた木造2階建ての町家で、敷地面積は385平方メートル。通り庭や火袋など、伝統的な町家様式を残しており、将来的には建物を登録有形文化財として申請していく方針だ。宿泊施設に改装するに当たり、一部は洋室に改める。「B&B」は宿泊と朝食を提供する形式で、定員は最大20人。宿泊者が茶道体験などもできるコミュニティスペースを設けるほか、英語を話せるスタッフが24時間常駐する。宿泊費は3500~6500円。
(省略)
昨年、大津市内で宿泊した外国人観光客は過去最高の約15万5千人(前年比74%増)に達し、年々増加している。しかし、多くは京都観光のために宿泊しているとみられ、市内での滞在時間を増やすことが課題となっている。湖北設計の世一康博営業主任は「京都に行かなくても大津の老舗や商店街でさまざまな文化体験ができ、その拠点のような宿泊施設にしたい」としている。
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※1 以下 情報より引用
マイナビミュース:マネー

 

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